“男片”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこきれ50.0%
おとこぎれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親の助けになる男片おとこきれと云っては、十六になるお島の弟が一人家にいるきりであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しばらくすると、あによめも裏から上って来て、これも莫迦叮寧に挨拶した。兄貴はと訊くと、今日は隣村の弟の養家先へ行ったとかで、うちには男片おとこぎれが見えなかった。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)