男児おとこのこ)” の例文
旧字:男兒
なるほど、そばで砂いじりしている子はおいたさんと呼ばれるほどの一くせありげないたずらっ子の男児おとこのこだ。
巴里の秋 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ある日、彼は客のなきままに、自分で勝手なことを書いては消し、ワット、ステブンソン、などいう名を書いていると、八歳やッつばかりの男児おとこのこを連れた衣装みなりのよい婦人が前に立った。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)