“生半可”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまはんか95.8%
なかはんか4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車そのものが文明的の交通機関であるからと云って、停車場の風致までを生半可なまはんかな東京風などに作ろうとするのは考えものである。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自分の襟がみを吊るしあげている逞しい腕を、生半可なまはんか引掻ひっかきなどしたので、土匪どひは、この小さい者にも疑いぶかい眼を光らした。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(世間の衆が、明国の事情をよく知らないからだ。また生半可なかはんか、隠しだてするから奇異な目で見たがるのだ)
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)