“珍貴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ウヅ66.7%
うず16.7%
ちんき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この珍貴ウヅ感覺サトリを授け給ふ、限り知られぬメグみに充ちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。郎女は、塗香ヅカウをとり寄せて、まづ髮に塗り、手に塗り、衣を薫るばかりに匂はした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
この珍貴うず感覚さとりを授け給う、限り知られぬめぐみに充ちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。郎女いらつめは、塗香ずこうをとり寄せて、まず髪に塗り、手に塗り、衣をかおるばかりに匂わした。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
そして、それがおどろくほど高価こうかきされたのを記憶きおくしていました。いま、この珍貴ちんき曲玉まがたまが、砂漠さばくなかつかったというのは、むかし隊商たいしょうれが、ここを往来おうらいしたからです。
トム吉と宝石 (新字新仮名) / 小川未明(著)