“物具蔵”の読み方と例文
読み方割合
もののぐぐら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「日ごろはつい、武具の風入れなども怠っておる。ひとつ、おまえが奉行になって、物具蔵もののぐぐらの内の物を、柳斎に調べさせておいてはどうだな」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「入道殿にも、いちど、そちを連れまいれとのおことばだ。そちも冬中は佐渡に逗留とうりゅうしていたいそうだが、雑太さわたノお城の、お物具蔵もののぐぐらの手入れでも仰せつかったら、これや冬中でも仕事はすむまい」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)