片山里かたやまざと)” の例文
そして武州家滅亡のゝちに剃髪ていはつして尼となり、何処かの「片山里かたやまざとに草のいおりを結んで、あさゆう念佛ねんぶつを申すよりほかのいとなみもなかった」
わたしの郷里は九州の片山里かたやまざとで、山に近いのと気候のあたたかいのとで蛇の類がすこぶる多い。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
片山里かたやまざとの出来事ながら、それは、都の諸新聞にも報道せられた程、異様な事件でありました。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
我事わがことすでにおわれりとし主家の結末と共に進退しんたいを決し、たとい身に墨染すみぞめころもまとわざるも心は全く浮世うきよ栄辱えいじょくほかにして片山里かたやまざと引籠ひきこもり静に余生よせいを送るの決断けつだんに出でたらば、世間においても真実