片付かたづく)” の例文
お吉其儘そのままあるべきにあらねば雇いばばにはかねやってひま取らせ、色々片付かたづくるとて持仏棚じぶつだなの奥に一つの包物つつみものあるを、不思議と開き見れば様々の貨幣かね合せて百円足らず、是はと驚きて能々よくよく見るに
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「君、すっかり片付かたづくまで居てくれたんでしょうね」と聞いた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)