“燎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
71.4%
あきら14.3%
にわび14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は可懐なつかしき顔を見る能はざる失望に加ふるに、この不平にひて、しかも言解く者のあらざれば、彼のいかりは野火の飽くこと知らでくやうなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
菩提樹ぼだいじゆ下の見証や、ハルラ山洞の光耀や、今一々わづらはしく挙証せざるも、真の見神の、偉大なる信念の根柢たり、又根柢たるべきは了々火よりもあきらかなり。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
頃しも六月の始め、金をとろかす炎暑にたちまち指を落すばかりの寒気起り、積雪尺に余りしを以て、人夫にわびを焼いて雪中の寒気を凌いだ。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)