熱誠ねつせい)” の例文
兒玉こだま言々句々げん/\くゝ肺腑はいふよりで、其顏そのかほには熱誠ねつせいいろうごいてるのをて、人々ひと/″\流石さすがみゝかたむけて謹聽きんちやうするやうになつた。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
元園町の女中に遣らうと思つて四十五銭と云ふ紅入べにいりのを一かけ買つたが、外にも何か買はせようとする熱誠ねつせいと云ふものが主人と小僧さんの顔に満ちて居るので
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)