“煮小豆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にあずき50.0%
ゆであずき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のし餅十枚に煮小豆にあずき二升を平げた大関や、大沢庵十六本以上とかかじってみせた小結の肩書には、自ら敬意を表したくなってしまった。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実はぜんざいの何物たるかをさえわきまえぬ。汁粉しるこであるか煮小豆ゆであずきであるか眼前がんぜん髣髴ほうふつする材料もないのに、あの赤い下品な肉太にくぶとな字を見ると、京都を稲妻いなずますみやかなるひらめきのうちに思い出す。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)