“焚残”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もえのこ50.0%
やけのこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乏しい様子が、燐寸ばかりも、等閑なおざりになし得ない道理はめるが、焚残もえのこりの軸を何にしよう……
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
熱灰ねつかいの下より一体のかばねなかば焦爛こげただれたるが見出みいだされぬ。目も当てられず、浅ましういぶせき限を尽したれど、あるじの妻とたやすく弁ぜらるべき面影おもかげ焚残やけのこれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)