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烏猫
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からすねこ
ふりがな文庫
“
烏猫
(
からすねこ
)” の例文
ただ半之丞の夢中になっていたお松の猫殺しの話だけはつけ加えておかなければなりません。お松は何でも「
三太
(
さんた
)
」と云う
烏猫
(
からすねこ
)
を飼っていました。
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
まっ黒な
烏猫
(
からすねこ
)
であるが、頭から首にかけて皮膚病のようなものが一面に広がっていてはなはだきたならしい。それのみならず暇さえあればあと足を上げては何かを振り飛ばすような動作をする。
破片
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その
首
(
くび
)
ッ
玉
(
たま
)
をおどりこえて、目の前へ、
軽業師
(
かるわざし
)
のようにモンドリ打ったものを見ると、どうだろう、思いがけない、まッくろな
烏猫
(
からすねこ
)
、くびわに
銀玉
(
ぎんぎょく
)
の
鎖
(
くさり
)
をかけ、十
字
(
じ
)
架
(
か
)
をつけているではないか。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それへ、
烏猫
(
からすねこ
)
のような人かげが、いきなり飛びかかったかと思うと
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
烏
漢検準1級
部首:⽕
10画
猫
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
“烏”で始まる語句
烏
烏帽子
烏賊
烏滸
烏合
烏瓜
烏羽玉
烏有
烏丸
烏金