“潵”の読み方と例文
読み方割合
しぶき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりの労働はたらきはねあひだ垂々たら/\と、あせか、しぶきか、羽先はさきつたつて、みづへぽた/\とちるのが、ごといろづいて真赤まつかあふれる。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この紀事の七尾湾も一手ひとての風にしぶきを飛ばす、霊山の威を思うとともに、いまも吹きしむおもいがして、——大笹のの宿に、ゾッと寒くなりました。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まどをついてのびあがつて、づゝとかたまですとしぶきがかゝつて、のふちがひやりとして、つめたいかぜほゝでた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)