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温泉
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でゆ
ふりがな文庫
“
温泉
(
でゆ
)” の例文
様々の
憐
(
あわ
)
れはあるが、春の
夜
(
よ
)
の
温泉
(
でゆ
)
の曇りばかりは、
浴
(
ゆあみ
)
するものの肌を、
柔
(
やわ
)
らかにつつんで、古き世の男かと、われを疑わしむる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
懐
(
なつか
)
しや子規が
浴
(
あ
)
みせし山の
温泉
(
でゆ
)
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
しかし、静かな春の夜に、雨さえ興を添える、山里の
湯壺
(
ゆつぼ
)
の中で、
魂
(
たましい
)
まで春の
温泉
(
でゆ
)
に浮かしながら、遠くの三味を無責任に聞くのははなはだ嬉しい。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうして余は
毫
(
ごう
)
も二人の災難を知らずに、遠い
温泉
(
でゆ
)
の村に雲と
煙
(
けぶり
)
と、雨の糸を眺め暮していた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“温泉”の解説
温泉(おんせん)は、地中から湯(熱水泉)が湧き出している現象や場所、湯そのものを示す用語である。その熱水泉を用いた入浴施設やそれらが集まった地域(温泉街、温泉郷)も一般に温泉と呼ばれる。人工温泉と対比して「天然温泉」と称する場合もある。
熱源で分類すると、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉と、火山とは無関係に地熱などにより地下水が加温される非火山性温泉に分けられる。含まれる成分により、様々な色、におい、効能の温泉がある。
(出典:Wikipedia)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
“温泉”で始まる語句
温泉宿
温泉場
温泉町
温泉嶽
温泉塲
温泉岳
温泉津
温泉壺
温泉行
温泉地