“減毀”の読み方と例文
読み方割合
げんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嗚呼(あゝ)天地味ひなきこと久し、花にあこがるゝもの誰ぞ、月に嘯(うそぶ)くもの誰ぞ、人世の冉々(ぜん/\)として減毀(げんき)するを嗟(さ)し、惆(ちう)として命運の私(わたくし)しがたきを慨す。
哀詞序 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
歴史の頁数は年毎に其厚さを加ふれど、思想界の領地は聊爾(いさゝか)も減毀(げんき)せらるゝを見ず。恰(あたか)も是れ渡船に乗じて往来する人の面は常に異なれど、渡頭、船を呼ぶの声は尽くる時なきが如し。
思想の聖殿 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
彼は情熱を余りある程に持ちながら、一種の寂滅的思想を以て之を減毀(げんき)しつゝあるなり。彼がトラゼヂーの大作を成さゞるは、他にも原因あるべけれど、主として此理あればなるべし。
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)