“深刻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんこく90.0%
グルウミイ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結局金博士の智慧をめそうとした奴の蟇口の中身が空虚から相成あいなって、思いもかけぬ深刻しんこくな負けに終るのが不動の慣例だった。
ここにおいて我が地方的玩具の保護や製作を奨励しょうれいする意味が一層深刻しんこくになるのである。(大正十四年九月『副業』第二巻第九号)
土俗玩具の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
などゝ云ひながら、三月か半年で引き返すと、相変らず折鞄を抱へて、不思議とあんな深刻グルウミイな眼を輝かせながら車を飛してゐた。
熱海線私語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
と呟きながらも、眉間に深刻グルウミイな皺を刻んですご/\と引き上げて行つた。
サクラの花びら (新字旧仮名) / 牧野信一(著)