“海豚汁”の読み方と例文
読み方割合
ふぐじる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏通の到る処に海豚汁ふぐじるや関西料理の看板がかけられ、横町の角々に屋台店の多くなったのも怪しむには当らない。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「中るもんですか、——若い時分には、四人で海豚汁ふぐじるをやつて、三人まで死んだのに、あつし一人腹がチクリともしなかつた事がありますよ、毒なんぞにやられるやうなヤワな身體ぢやねえ」