“海苔巻（のりま）” の例文

彼女は大きな飯の塊（かたまり）を無理に男の口に押し込み、そのぶざまに頬（ほお）ばった口つきを見てあはあはと高く笑いながら、もう一片の海苔巻（のりま）きをつまんでその男の手のひらの上へポイと投げた。

青銅の基督：――一名南蛮鋳物師の死―― (新字新仮名) ／ 長与善郎(著)

海苔巻（のりま）きもあるぞ。早くここへ来て御馳走になれ。おまえは鮓は嫌いか。

影：（一幕） (新字新仮名) ／ 岡本綺堂(著)

“海苔巻（海苔巻き）”の解説

海苔巻き（のりまき）とは、寿司の巻物、海苔巻き寿司（のりまきずし）のこと。
もともと海苔巻きは食品に海苔を巻くこと、または海苔を巻いた料理そのものを指す。単に「海苔巻き」と言えば多くの場合を海苔巻き寿司を指す事が多い。寿司以外に、おにぎりに板海苔や焼海苔を巻きつけた海苔むすびなどについても「海苔巻き」と呼ぶ。煎餅に海苔を巻いたものは「海苔巻き煎餅」と呼び、「江戸草加 海苔巻」の名で売られるものもある。海苔を巻いて（もしくは衣に海苔を入れて）油で揚げたものは「磯辺揚げ（いそべあげ）」、焼いた食材に海苔を巻いたものは「磯辺焼（いそべやき）」、焼いた餅に海苔を巻いたものは「磯辺餅（いそべもち）」という。
(出典:Wikipedia)

海	常用漢字 小２ 部首:⽔ 9画
苔	漢検準1級 部首:⾋ 8画
巻	常用漢字 小６ 部首:⼰ 9画