“海人部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまべ50.0%
アマベ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九州の東南岸にいた海人部あまべの一氏族が、紀元前に奄美あまみ大島を経て沖縄島に来たという事を言語学上から証明したことがある。
土塊石片録 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
伊波普猷いはふゆう氏の『あまみや考』は努力の著述だが、アマミは海人部あまべなるべしという栗田翁の説を受けて、この種族の北からの移住をほぼ承認しておられる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
其宰領が、山部宿禰なのでせう。ちようど海人部アマベがあまと言はれるやうに、山部もヤマと言はれてゐます。ヤマアタヘ・山君などいふのが、其です。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
海人部アマベの上流子弟で、神祇官に召された者が、海部駈使丁アマハセヅカヒであり、其が卜部にもなつた事は、既に述べた。