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洋妾
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らしやめん
ふりがな文庫
“
洋妾
(
らしやめん
)” の例文
あの
洋妾
(
らしやめん
)
上りの
老婆
(
ばあさん
)
とは違つて、金はあつても壽命のない男だと見える。吾儕は斯の不幸な亭主の沈んで居るといふ洞を望んで通つた。
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
汗みづくになつて滝を
描
(
か
)
き、山を
描
(
か
)
き、鶴を
描
(
か
)
き、亀を
描
(
か
)
き、
洋妾
(
らしやめん
)
のやうな観音様を
描
(
か
)
き、神戸市長のやうな馬を
描
(
か
)
きしてゐるうちに、到頭
眩
(
めまひ
)
がして自分にも判らぬやうな変な物を
描
(
か
)
き出した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
洋妾
(
らしやめん
)
の長き
湯浴
(
ゆあみ
)
をかいま見る黄なる
戸外
(
とのも
)
の
燕
(
つばくら
)
のむれ
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
二日の間の旅で、吾儕はこの馬丁と懇意に成つて、知らない土地のことを
種々
(
いろ/\
)
と教へられた。この馬丁から、色男の爲に石碑を建てたとかいふ
洋妾
(
らしやめん
)
上りの
老婆
(
ばあさん
)
のことまで教へられた。
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
洋妾
(
らしやめん
)
めける
雁来紅
(
けいとう
)
は
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“洋妾(
羅紗緬
)”の解説
羅紗緬(らしゃめん、羅紗綿)は、綿羊のことで、日本においてもっぱら外国人を相手に取っていた遊女、あるいは外国人の妾となった女性のことを指す蔑称。洋妾(ようしょう)、外妾(がいしょう)とも言われる。
(出典:Wikipedia)
洋
常用漢字
小3
部首:⽔
9画
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“洋妾”で始まる語句
洋妾風