“泥拭”の読み方と例文
読み方割合
どろぬぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その室の右にも左にも微暗うすくらいたがあって、そのさき梯子はしごの階段が見えていた。謙作は右の板の間のはしについた棕櫚しゅろの毛の泥拭どろぬぐいで靴の泥を念入りに拭ってからゆっくりと階段をあがって往った。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)