“泉池”の読み方と例文
読み方割合
せんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈴木家はみ馬場仲の小路というところにあり、五段ほどもある庭は丘や樹立こだち泉池せんちなど、作らぬままの変化に富んでいるため、同じ年ごろの友達が集まってはよく暴れまわった。
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
初めはひと眼だけ見るつもりだったが、ひろびろとした芝生や、丘や、森のような樹立や、大きな泉池せんちや茶屋など、さわやかに手入れのゆき届いた庭で、つい知らず奥へ奥へとかれていった。
半之助祝言 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)