河畔かはべり)” の例文
私は、河畔かはべりの葦の洲の上で、一方の腕をたくみに水の上にのばせてゐる茱萸の樹の枝から枝へ吊つたハムモツクで、うたゝ寝の夢に烏頂天となつてゐた。
ダニューヴの花嫁 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)