“沈紋”の読み方と例文
読み方割合
ちんもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
圖版中左の上にゑがきたるは沈紋ちんもんの數例なり、形状の圖と共に其據は總て理科大學人類學教室所藏品に在り。(續出)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
摸樣は種類甚多しと雖も大別して沈紋ちんもん浮紋ふもんの二とするを得、沈紋ちんもんとは土器の面よりくぼみてきたる摸樣もやうにして、浮紋とは土器の面上に他の土塊を添へて作りたるものの謂なり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
全体ぜんたいに樣々の沈紋ちんもん有り。他の土器どきと等しく火にけたる物にして、色はくろし。長さのきにあな有りて恰もぢくき取りたる紡錘の如し。思ふに此あなに糸をつらぬきて身にぶるに便にせしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)