“汲桶”の読み方と例文
読み方割合
ため100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、仙吉があっけにとられて、まだ返事をしないうちに、もう売場の横の棚にふせてあった汲桶ためをおろし、それをさげて、いっさんに台所の方に走って行った。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
汲桶ためをさげて井戸端の方に走って行ったのを見ると、さすがにちょっと驚いたふうでもあったが、そのまま腰を落ちつけてしまい、それからは、横目でじろじろ店の方を睨んだり
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)