汐首しほくび)” の例文
立待岬たちまちさきから汐首しほくびの岬まで、諸手もろてを擴げて海を抱いた七里の砂濱には、荒々しい磯の香りが、何はばからず北國の強い空氣にひたつて居る。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
立待崎たちまちさきから汐首しほくびみさきまで、諸手もろてを拡げて海を抱いた七里の砂浜には、荒々しい磯の香りが、何はばからず北国ほくこくの強い空気に漲ツて居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)