“毬栗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いがぐり92.3%
いがくり3.8%
まりぐり3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
決して邪魔にする気ではないが、綾衣をこうして預かっていることは、火の中にある毬栗いがぐりを守っているよりも更にあぶないと思われた。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
山はまだ毬栗いがくりあをし日のすゑにつくつくほうし鳴きしぐれつつ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
毬栗まりぐりを半分に切って、ソッと東京市の上に置いたような此の愛宕山のいただきはたいらかで、公園ベンチがあちこちに並び、そこからは、東京全市はもちろんのこと、お天気のよい日には肉眼ででも
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)