“毒箭”の読み方と例文
読み方割合
どくや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベルナルドオが毒箭どくやは痛く我胸を傷けしが、別に臨みて我に握らせたる手は、遂にわれ等が交情を滅するに至らずして止みぬ。
腕をえぐつて毒箭どくやの毒をぬかせた関羽くわんうもどきに、小生はぽかんと立つてぬつと両手を出して居れば、阿姪あてつが笑ひ/\縫い上げをなし終りぬ。シヤツの肩上げは済みたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
ホーマーの詩「オヂツセー」の中には、ユリツシーズがアイラスに矢毒を要求することが書かれてあり、希臘神話の中にもパリスが毒箭どくやを放つてアキリーズを射殺すことが述べてある。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)