母様ふくろさま)” の例文
旧字:母樣
亥「えゝ皆様御免なせえ、えゝお母様ふくろさま、なぜわっちが……旦那御免なせえよ、こんな時にゃアなん挨拶あいさつしていのか私にゃア分んねえ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
頭のかんざしは山田屋か、損料はたけえがい物を持っているなア、これじゃアお母様ふくろさまの気に入らア、これからすぐきましょう
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
十日でも二十日でも身動きが出来ねえ、然うすりゃア年をとったお母様ふくろさまはじめ妹御いもうとごも心配だ、其の心配を掛けさせくねえからねえ、然う云う馬鹿があるめえものでもねえのサ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
安「どう遊ばした、お母様ふくろさましからぬ……何者でござる、しっかり遊ばして」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
森「これか、こりゃアお母様ふくろさまに気に入らア」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
亥「森松、お母様ふくろさまは」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
藤「お母様ふくろさまは」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)