“此手”の読み方と例文
読み方割合
このて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手(て)を見(み)ると竦(ぞつ)とする。鱗(こけ)のある鉛色(なまりいろ)の生物(いきもの)のやうに、眼(め)の前(まへ)にそれが動(うご)いてゐる。噫(あゝ)、切(き)つて了(しま)ひたい。此手(このて)の触(さは)つた所(ところ)も忌(いま)はしい。
へい畏(かしこま)りました、書生(しよせい)さんのお世辞(せじ)だよ、エヽ此手(このて)では如何(いかゞ)でげせう。ギイツと機械を捻(ねぢ)ると中(なか)から世辞(せじ)が出た。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
へい、芝居茶屋(しばゐぢやや)の若い衆(しゆ)さんのお世辞(せじ)だよ、うむ、其方(そのはう)が宜(よ)からう、エヽ此手(このて)では如何(いかゞ)でございます。と機械(きかい)へ手を掛(かけ)てギイツと巻(ま)くと中(なか)から世辞(せじ)が飛出(とびだ)しました。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)