“歓迎”のいろいろな読み方と例文
旧字:歡迎
読み方割合
かんげい75.0%
くわんげい15.0%
よろこびむか5.0%
ウェルカム5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しまへおきになったら、わたしどものことをみんなにはなしてください。どんなにおどろいて、あなたたちを歓迎かんげいすることでありましょう……。
北海の波にさらわれた蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
川塲をはつして沼田にかへれば、郡役所、警察署、収税署等の諸員及有志者等、一行の安着を歓迎くわんげいし、たたちに三好屋に於てさかんなる慰労会ゐらうくわいもよふされたり。
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
毎夜々々湯を召すさえ物憂く見えたまえば、気鬱きうつ疾病やまい引出ひきいだしたまわむ、何か心遣こころやりすべは無きかとこうべを悩ます三太夫、飛んでで、歓迎よろこびむかえ、綾子の居間に案内せり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
静岡へ参って落着いて、都合が出来ますと、どんな茅屋あばらやの軒へでも、それこそ花だけは綺麗に飾って、歓迎ウェルカムをしますから、貴娘あなた、暑中休暇には、海水浴にいらしって下さい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)