“歌手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うたひて28.6%
うたいて28.6%
うたて14.3%
かしゅ14.3%
シャントル14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アルマ・グルツク女史といへば米国で名高い高調子の歌手ソプラノ・シンガアで、欧羅巴ヨーロツパの本場仕込しこみでなくて、グランド・オペラの一流株になつたのは、女史が皮切かはきりだといふ、米国ではちやきちやきの歌手うたひてである。
瀧野糸子とその名も知られている流行歌の歌手うたいてであった。
心づくし (新字新仮名) / 永井荷風(著)
朔日ついたち十五日の神饌さへ忘れ勝で、村人が蔭でよく、「無性神主、腎張神主、歌手うたて何んとやら」
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
秀吉ひできちは、いったから流行歌りゅうこうか楽譜がくふや、歌手かしゅまえをおぼえるのに一苦労ひとくろうでした。制帽せいぼうをかぶった二、三にん学生がくせいが、みせまえって、はなしをしていました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
特に理想的民衆、今日のそれよりもいっそう完成せる民衆、正にあるべき民衆の歌手シャントルであったとすれば——しかもかえっていかなる音楽家も、社会民衆に対して芸術家の独立を