“櫓幅”の読み方と例文
読み方割合
ろはば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
櫓幅ろはばいっぱい、舟は水を切って行く。みるまに葦間あしまの火光もわめきも遠くにおいて、辺りは大江たいこうの水満々とあるばかりだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだ磯の砂地までは、水面二十けんもあった。佐助は、そういわれてから、二ツ三ツ大きく櫓幅ろはばを切った。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)