きこ)” の例文
中村・沢目・蘆谷あしのや村と云ふは、岩木山のふもとにして田畑も多からねば、炭を焼き薪をきこりて、活計の一助となす。此里に九助といふ者あり。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その後も天城山にまききこり、又は宮木をきなどに入った者がおりおりこの女を見かけることがあった。いつも十七八の顔形で、身には木の葉などをつづり合わせた珍しい衣服をまとうていた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)