樵夫さきやま)” の例文
乾いた落葉が、あわてゝカラカラと舞いはしる。箒をさかさに立てた様な雑木山に、長いのこを持った樵夫さきやまが入って、くわ煙管ぎせるならくぬぎを薪にる。海苔疎朶のりそだを積んだ車が村を出る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)