“樗牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょぎゅう81.0%
ちよぎう19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、その短かい間の人気は後の紅葉よりも樗牛ちょぎゅうよりも独歩どっぽよりも漱石そうせきよりも、あるいは今の倉田くらたよりも武者むしゃよりも花々しかった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
紅葉こうよう露伴ろはん樗牛ちょぎゅう逍遥しょうようの諸家初めより一家の見識気品を持して文壇にのぞみたり。紅葉門下の作者に至りても今名をなす人々皆然り。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
僕等は勿論樗牛ちよぎうの言つたやうに「現代を超越」など出来るものではない。しかも僕等を支配する時代は存外短いものである。
正岡子規とか国木田独歩とかを一つのかた看做みなせば、高山樗牛ちよぎうとか綱島梁川つなしまりやうせんとかは又一つの型のやうに思はれる。
結核症 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)