楼上ろうしやう)” の例文
旧字:樓上
人々さかなかばにいたりし時、茅屋ばうをく楼上ろうしやうに四五人の美婦びふあらはれ、おの/\てすりによりて、はるかにこの人々をゆびさすもあり、あるひはわらひ、あるひは名をよび、あるひは手をうちたゝき
人々さかなかばにいたりし時、茅屋ばうをく楼上ろうしやうに四五人の美婦びふあらはれ、おの/\てすりによりて、はるかにこの人々をゆびさすもあり、あるひはわらひ、あるひは名をよび、あるひは手をうちたゝき
●さて一人の哥妓げいしや梯上はしごのうへにいでゝしきりに岩居がんきよぶ、よばれてろうにのぼれり。は京水とゝもに此よくす、楼上ろうしやうにははや三弦さみせんをひゞかせり。ゆあみしをはりて楼にのぼれば、すで杯盤はいばん狼藉らうぜきたり。
●さて一人の哥妓げいしや梯上はしごのうへにいでゝしきりに岩居がんきよぶ、よばれてろうにのぼれり。は京水とゝもに此よくす、楼上ろうしやうにははや三弦さみせんをひゞかせり。ゆあみしをはりて楼にのぼれば、すで杯盤はいばん狼藉らうぜきたり。