“桁梁”の読み方と例文
読み方割合
けたはり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盗賊の用心に唱へる歌、——「ねるぞ、ねだ、たのむぞ、たる木、夢のに何ごとあらば起せ、桁梁けたはり
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大口のようなズボンを穿いている——がやって来て、これも何か早口で指図をすると、子供らは心得て、蜘蛛くもの子のように四散し、高い桁梁けたはりから吊された幕を引卸ひきおろしにかかります。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この田舎家の木口というものが大まかな欅作けやきづくりで、かんなのはいっていない、手斧ちょうなのあとの鮮かなところと、桁梁けたはり雄渾ゆうこん(?)なところとを見ても、慶長よりは古くなく、元禄よりも新しくない
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)