根負こんまけ)” の例文
しかしこんな不安の状態ありさま何時いつまでも続いていたら、結局自分は根負こんまけがしてしまうにきまっている。先刻さっきからほど時間も経っているだろうのに、救いの人々はまだ見えぬ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二三人の消防夫も続いて登った。う肉薄して来られてはたまらぬ。重太郎も流石さすが根負こんまけがして、遂に屋根から飛び降りた。ただし往来の方へ出るのを避けて、彼は裏手のかたへ飛んだ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)