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栄耀栄華
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えいようえいが
ふりがな文庫
“
栄耀栄華
(
えいようえいが
)” の例文
旧字:
榮耀榮華
そうしてソンナ連中の遺産を一人で掻き集めて
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
にふけりながら、よく、
尻尾
(
しっぽ
)
を押えられずに来られたもんだなあ、お前は……
継子
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
また御自身のやりたいことすべて——
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
でも、したいことをして、境を守り合っていたら、ずいぶん、よい御位置ではないかと思う。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
駁
(
ばく
)
するものは言ふ。芸者したものは
酸
(
す
)
いも
甘
(
あま
)
いも知つてゐるはずなり。
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
の味を知つたもの故芝居も着物もさして珍らしくは思はぬはずなり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
或は浜田や熊谷などが引き取ると云うかも知れませんが、学生の身で、私がさせて置いたような
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
がさせられないのは、彼女にも分っている
筈
(
はず
)
です。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
平家一門の
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
の陰には、敗戦の不運に泣く源氏の将兵があり、又、天皇と上皇は、互にけんせいし合いながら、政権をねらうという、不穏な空気が時代を支配していた。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
その
態
(
ざま
)
は! 男の
面
(
つら
)
汚し! 片棒担いでくれ、
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
は思いのままだ、俺は国王陛下の弟だ、と年中大口
叩
(
たた
)
いてたのは、どこの誰だい! 女
蕩
(
たら
)
しのカタリ犬め! よくもよくも
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
お前こそ、どうしてこんなところに来てるんだい、両国橋にいれば、ああして人気の上に祭り上げられて、
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
が尽せるのに、なんだってこんな山ん中へ逃げて来ているんだい。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
クララは第一の世界に生い立って
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
を極むべき身分にあった。
クララの出家
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
それにくらべて
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
の砂馬はどうだ。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
の女王様だ。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
すなわち……李太白が玄宗皇帝の
淫蕩
(
いんとう
)
と、
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
に
媚
(
こ
)
び
諛
(
へつら
)
った詩を作って、御寵愛を
蒙
(
こうむ
)
ったお蔭で、天下の大詩人となったのを見た呉青秀は、よろしい。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その代りには一生
操
(
みさお
)
を立て通しておくれよという意味がこもっているのだしお遊さんもそれは承知であれだけ
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
をしても不品行なうわさはきいたこともないので
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「わたくしたちのあらゆる
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
のうちに、ただ一つ、これだけが残りました」
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
……これまでの
方々
(
かたがた
)
様の御心づくし、何と御礼を申上げましょうやら。つたないこの身に余り過ぎました
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
。空恐ろしゅうて行く先が思い遣られまする
計
(
ばか
)
りで御座います。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
人間はエラクなると増長したくなるものです。
栄耀栄華
(
えいようえいが
)
をしたくなるものです。
父杉山茂丸を語る
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
栄
常用漢字
小4
部首:⽊
9画
耀
漢検準1級
部首:⽻
20画
栄
常用漢字
小4
部首:⽊
9画
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
“栄耀”で始まる語句
栄耀
栄耀贅沢