柄短つかみじ)” の例文
胆を冷やさせる「面部斬り」——相手の生命を取るのではなく、獅子ししが群羊を駆るように、大勢の中へ飛び込んで、柄短つかみじかの片手斬り、敵の顔ばかりをあたるに任せ、颯々さっさつと切る兵法であった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)