“来迎図”の読み方と例文
読み方割合
らいごうず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大倉粂馬さんという人の書かれたもので、大倉集古館におさまって居る、冷泉為恭筆の阿弥陀来迎図らいごうずについての、思い出しばなしだった。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
貞観の初めは恵心院源信えしんいんげんしんの晩年であって、来迎図らいごうずに現われたような特殊な幻想がすでに力強く育っていた。右の諸作にもこの傾向は著しく認められる。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
もしまたこの積雲の間に、二十五菩薩をえがいたならば、それは実に素ばらしい来迎図らいごうずでなければなるまい。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)