“来給”のいろいろな読み方と例文
旧字:來給
読み方割合
きたま90.9%
きたも9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ぼくに二つの考へがある。まあ、そんなに心配したまふな。今夜、こゝへ来給きたまへ。ぼくがちやんとしておくから。」
虹猫と木精 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
翌年あくるとし(明治四十二年)の春もなほ寒かりし頃かと覚えたりわれは既に国に帰りて父のいえにありき。上田先生一日いちにち鉄無地羽二重てつむじはぶたえ羽織はおり博多はかたの帯着流きながしにて突然おとづれ来給きたまへり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
風が吹く仏来給きたもふけはひあり
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)