“来春”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいはる75.0%
くるはる8.3%
はる8.3%
らいしゆん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この光丸さんには許婚があって、来春らいはる、その人と祝言するらしいです。友田さんはその仲介をなさるとかいう話ですよ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
来春くるはるを待つのですが、お母さんなんぞは土用が来ても歳暮が来ても福々しいね
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
来春はるには、婚儀のおゆるしが出るように、何とか、その前に、お目通りの機会をつくる——と、但馬どのの、仰せじゃった。多分、あてにして、まちがいあるまい。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
廿にぢう四年中に雑誌編輯ざつしへんしうの手を洗つてから、こゝとしること九年になります、ところの九の字がまた不思議ふしぎで、実は来春らいしゆんにもつたら、又々また/\手勢てぜいひきゐ雑誌界ざつしかいに打つて出やうとふ計画も有るのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)