李豊りほう)” の例文
李豊りほう楽就がくしゅう陳紀ちんき梁剛りょうごうの四大将は、あとに残って、寿春を守ることになり、これに属する兵はおよそ十万。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明はかく断じたが、その子の李豊りほうは留めて、長史劉琰りゅうえんなどと共に、兵糧増産などの役に用いていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
守将の李豊りほう以下ほとんど斬り殺されるか生擒いけどられてしまい、自称皇帝の建てた偽宮——禁門朱楼きんもんしゅろう殿舎碧閣でんしゃへきかく、ことごとく火をかけられて、寿春城中、いちめんの大紅蓮だいぐれんと化し終った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「呂布、待て」と、敵の大将李豊りほう、捨身に槍をしごいて、突ッかけてくる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところへ、白帝城の鎮守ちんじゅ李厳りげんの一子李豊りほうが、唐突にやって来た。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)