“木簡”の読み方と例文
読み方割合
もっかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前月、書物を収めてある石橋が火を発して、その木簡もっかんを焼いてしまった。かれは書物を石の下に置いたのである。かれは悵然ちょうぜんとしてまた言った。
掘り出される紙片とか木簡もっかんとかに残されている文字が、スタインにはおぼろげながら、大体読めた。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
白い衣の上にやはり白いうすもの衣被うわぎを著て、古文字のような物を書いた木簡もっかんを読んだ、読み終るとそれを石の下に置いて、今度は剣を舞わして身を躍らしたが、あたかも電光のようであった
美女を盗む鬼神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)