“木不見”の読み方と例文
読み方割合
きみず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霧は、二人の声さえも、数歩のほかには出ない白い壁をなし、灰色の二つの影を、やがて木不見きみずの尾根づたいから猫背山の西谷の方へ塗りこめていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)