“有珠山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うずさん66.7%
うすさん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長万部おしゃまんべ近くなると、湾をへだてゝ白銅色の雲の様なものをむら/\と立てゝ居る山がある。有珠山うずさんです、と同室の紳士は教えた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
有珠山うずさんです、と同室の紳士は教へた。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
北海道ほつかいどうには本島ほんとうだけでも駒ヶ岳こまがたけたか千百四十米せんひやくしじゆうめーとる)、十勝岳とかちだけたか二千七十七米にせんしちじゆうしちめーとる)、有珠山うすさんたか七百二十五米しちひやくにじゆうごめーとる)、樽前山たるまへさんたか一千二十三米いつせんにじゆうさんめーとる)の活火山かつかざんがあつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
また有珠山うすさん明治四十三年めいじしじゆうさんねん噴火ふんか數日前すうじつぜんから地震ぢしん先發せんぱつせしめたので、とき室蘭警察署長むろらんけいさつしよちよう飯田警視いひだけいし爆發ばくはつ未然みぜんさつし、機宜きゞてきする保安上ほあんじよう手段しゆだんつたことは特筆とくひつすべき事柄ことがらである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)