“月不足”の読み方と例文
読み方割合
つきたらず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嬰児あかご月不足つきたらずで産れる間もなく無くなったとか。旅に堪えないというお新でも無いらしかった。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
月不足つきたらずで、加之おまけに乳が無かつたものですから、満二月まるふたつきとは其児も生きて居なかつたさうです。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
月不足つきたらずおまけに乳が無かったもんですから、まる二月とはその児も生きていなかったそうですよ——しかし、旦那も正直な人サ——それは気分がやさしいなんて——自分が悪かったと思うと
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)