“曹植”の読み方と例文
読み方割合
そうしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生前曹操が最も可愛がっていたのは、三男の曹植そうしょくであったが、植は華奢きゃしゃでまた余りに文化人的な繊細せんさいさを持ち過ぎているので、愛しはしても
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
有名な曹植そうしょくの「七歩詩」である。山僧のわざでもあろうか、書体にも写経風があった。が、壁の墨痕すみあともいつか春秋の雨や風にうすれてゆく。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹植そうしょくの詩、七歩ノ詩さながらに、釜の中の豆と豆とは煮られていた。毎日毎日が苛烈かれつな激戦の連続だった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)